栄港建設

尾鷲ひのきの視察研修報告

6月21・22日と三重県尾鷲ひのきの産地を訪ね、1本の苗木から育て、切り出し、製材所から市場へ出るまでの道筋をたどる研修を企画いたしました。

参加者は建築家岡村氏とそのスタッフ、建築家加藤氏と藤井氏、グラフィックデザイナー岡野氏そして栄港建設若手監督、専務、岡野の総勢15名です。

初日は、製材所の塩崎商会にて丸太をバンドソーで挽くようすを新鮮な感動で眺め、そこから生じる問題を教えられました。この尾鷲の地は世界遺産に指定されている熊野古道があり、速水林業の山のひとつはその景観をささえています。速水林業の森林に対する考え方は、FSC(森林管理協議会)に認証されていることからもわかるように、環境・社会・経済の面からバランスよい森の運営に現れています。美しい山々を散策しながら、わが国の林業の現状と世界におよぶ環境問題など‥それぞれが課題をもってかえることになりました。翌日は三重県の木材拠点でもある松阪木材コンビナートを見学し、製品化される現場をみることができました。

共感することはたくさんあり、私たちも何かできないだろうかと考えるようになりました。しかし、経済面・流通面での問題が立ちふさがり、仕事として形にしていく難しさを改めて感じることも事実です。

いくつかの壁を前に、まずは建築に携わる者が本物を知らないということに最初の問題があると考え、これでは広い観点からの提案もできないのでは?と思いがめぐります。

 

参加した若手建築家と監督たちには以下のレポートを提出してもらいましたが、まもなく着手する建物において、尾鷲のひのき材(速見林業)を使う実際の現場で、どのようにここの木材がいかされるのか?この研修の続きとしてみてほしいものです。

 

また今回は岡村氏の提案で「養老天命反転地」に赴き、アーティスト荒川修作氏の作品に出会いました。「非日常的な空間で常識を覆し、感覚を作りなおすことによって、新しい自分を発見できるか!」 その発想を形にしたことのすごさに感動し、よくわからないけれど、なんだか愉快な気持ちになって帰途につきました。

 

最後に、誠実な対応と山の仕事にプライドをもって語る速水林業の川端様には大変お世話になりました。心から感謝申し上げます。

2005年6月30日

㈱栄港建設 岡野美紀子

プレカット工場内

尾鷲ひのき柱材

製材所にて説明を伺う

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